国語力の低下

 古文、漢文は、数年前まではものすごく簡単で、「サルでも解ける」などと言われたものですが、去年あたりから難しくなってきました。とはいっても、私たち父母の受験時代レベルに戻っただけなのです。しかし、このレベルが来年以降も続くとなると、ある程度システマチックに学習計画を立てないとセンター試験の国語で足元をすくわれる、ということになります。

 今の子どもたちの「国語力の低下」は、私たちのころの「国語が苦手」どころではないほどの惨状です。親は「日本人なんだから国語ぐらいは何とかなるだろう」などとゆめゆめ思ってはいけません。“暗黒”の「ゆとり教育」時代は、わが子を国籍不明の人種にまでおとしめるに至るほどの弊害を生み出したのです。