沸騰する東京

灼熱のアジア熱帯夜

寝られなくて
なんどもラジオ深夜便を聞いている

賃金安物価安でも満員電車で沸騰する東京
切れ切れの夢
私は本屋さんみたいな場所を歩いている
恩師のひとりが私を見て
そんなファイルノートにスケジュールなんて書くんじゃない
それで身を滅ぼした人間が何人もいるだろう
とか意味不明のことを言う
ヨレヨレのシャツを着るんじゃないとも言う
いずれも納得してしまい感慨を覚える
夢からさめても覚えているので
多分そう思ったんだろう
幻聴を聞いたという体験と
幻聴を聞いたという妄想と
区別したいが
よく分からない
気になるので東電の電力使用状況を眺めている
みんなきちんと節電している