有意な負の相関

うつ病者の社会適応状態の自己記入式評価尺度であるSocial Adaptation Self-evaluation Scale(SASS)の日本語版を作成し,日本人における信頼性,妥当性を検討した。Cronbachのα係数はうつ病患者で0.85,健常者で0.76,また再検査法(2週間の間隔)でも相関係数0.79と,十分な信頼性が確認された。因子分析では,対人関係,興味や好奇心,自己認識の3つの因子が抽出された。SASSはHamiltonうつ病評価尺度(Ham-D)およびBeck Depression Inventory(BDI)と有意な負の相関を示した。また,うつ病非寛解群はうつ病寛解群に比べ有意にSASS得点が低かった。以上の結果より,SASS日本語版はうつ病の社会適応状態の評価尺度として,十分な信頼性と妥当性を有することが示唆された。


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有意な負の相関
ということは
どちらかはいらないということだな