いろいろなOSがあります

各種精神療法の中でどれをどの患者さんに用いるかはなかなか簡単に結論が出ない

時に特異的因子について着目し
時に非特異的因子を重視し
しかし思ったとおりの効果が出るわけでもなく
ところがそれでも、それなりに治癒には至る
特定の技法を用いる治療者というよりも
それぞれの患者さんについて、どの技法を用いたら良いか、どの治療者が良いかを
まず大まかに判断する立場もありうる
もちろん各技法の専門家も実際の治療場面ではかなり柔軟な運用を工夫しているのであって
二重にも三重にも緩衝領域がある
どうすれば100点になるのかなと思って苦心しているが
たいていは80点くらいにしかならず
うーん、今一つうまくいかないなと思っていても
実質は60点を超えているので問題解決は出来ている
たとえていえば
今度新しくPCにOSを入れますが
どのOSがいいですか
というような感じだ
ワープロ、表計算、お絵かきとかフォト処理まで
どのOSでもまずまずできるわけだし
細かいことを言わなければどれでもいい
WinでもLinuxでもMacでも
近くに質問に応えてくれる人がいるほうが結局便利
でもそれは60点の話で
専門家としてはそれでは不満だ
とりあえず給料計算出来ればいいですというなら大して違いはないが
このOSのここを堪能してくださいというポイントがある
昔はあった
詳しくは知らないが車でも同じだろう
買い物に行くにはどれでも同じようなものだろうとも言えるが
少し違うのだと言うこともできるのだろう
異性でもそんな感じだろう
同じだといえば同じであるが
違うのである