買うという行為自体をイベントとして愉しむ
それが消費の一面であるという
いつもの豆腐とかいつものトイレットペーパーとかでは
購買行動のイベント化は期待できないけれど
外食とかプレゼントを買うとかであればイベント化できる
買うというプロセスを分解遅延、複雑化して、多くの人が関わるようにして
なにか晴れがましいイベントと変化させる
外食がそのようなイベント化の典型であって
豪華な椅子や机、食器を用意して音楽を流したり
給仕の係を用意して物々しく状況をしつらえる
厨房では専門の人が無意味な大きい帽子を付けていたりして
権威を誇っている
実際にはアルバイトがレトルト食品を温めているだけだとしても
すごい人がすごい技術で、仕入れのルートも特別なもので、
たとえばイベリコ豚を特別に入手していると宣伝する
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晴れがましさの幻想を与える
晴れがましさにお金を払う
晴れがましさの感覚が共有されることが必要である