患者教育という言葉は分かったようで分からない
教育というものが浸透するのは
一般人口の何割か考えて見れば
教養のある層には患者教育も有効であるが
基礎教養の足りない層にはどのような教育をするのかということになる
結果としての効果を求めるならば
途中の説明の精密さは妥協するだろう
それでいいのだろうか
しかし妥協しないで説明するとして
分かるはずもないこともたくさんあるはずなのだ
分かるように説明することができるならば
天才の領域であるが
実際は実に困難なことである
この人は理解しないのだということが分かったとか
この人の理解のモードが分かったとかで
患者教育には至らないことも多いものだろうと推測する
分かる人たちを患者としているのか
分からない人たちを患者としているのか
それは根本的に違う困難を意味しているのだと思う
結果がよければいいだろうとする見解には重要な欠陥があるのであって
賛成できない