何となく力動的精神療法のやり方がマッチする人と、どうもうまくマッチせず、力動的精神療法の独特のやり方をうまく使いこなせず、結果として治療効果があがらない人というのがいます。
(印象としては、自分自身の性格的・対人関係的な問題をある程度は自覚しており、それを本当の意味で治したいと思っており、そのために辛くとも自分自身の問題に向き合っていく覚悟があり、そして治療者・患者関係の中で治療者に対するネガティブな感情をある程度はしっかりと表現することができる人は、力動的精神療法に向くようです。この最後の条件は、要するに、治療が始まると治療者に不満や文句を言って挑んでくるような行動をしたり、自分の病理に治療者を巻き込んで振り回そうとすることであり、通常の精神科の治療では「やっかいな患者」として嫌われがちな特徴なのですが、そういう人ほど力動的精神療法でがっちりやっていくには向いているとも言えそうなのです。)
認知行動療法はあまり対象患者を選ばない雰囲気があります。 どんな患者さんでも、少なくともそこそこの効果はあげることができる印象があります。
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という記事がある
辛くとも自分自身の問題に向き合っていく覚悟
である